フランス東部、ドイツとの国境近くに位置するアルザス地方。ヴォージュ山脈とライン川に挟まれた南北に細長い高地(標高175-420m)にある。その独特の標高と山脈と川沿いという地形がぶどう栽培に優位に雨量と日照りをもたらす。
地域的にドイツに近いこともあり、全体の印象として、ドイツワインに近いワインが生産されている。
「リーズリングの辛口の白ワイン」が典型的なアルザスワインだろう。
ボトルの形状が独特
アルザス・フリュート (flutes)と呼ばれる背の高い細いワインボトルが特徴的。AOCルールではアルザスのワインは”ラインのワイン(win du Rhin)と記載される。
ワインの種類
アルザスで生産されるワインはほとんどが白ワイン。一部にピノ・ノワールを使用した赤ワインもあるが、淡くロゼに近い。
ぶどうの種類
白ワイン:リーズリング、ゲブルツラミナー、ピノ・グリなどが主に生産される
地区
アルザスには3つの AOC地区がある
- アルザス Alsace (全体作付け面積の78%)
- アルザス・グラン・クリュ (4%)
- クレマン・ダルザス Crémant d’Alsace (18%)
全体の作付け面積が15.3ヘクタールあり、119の村が存在。
アルザス地方のワイン地図