ブルゴーニュはボルドーと並ぶ世界最高峰のワインの産地
フランス東部に流れるソーヌ河の西側に縦に広がるブルゴーニュは、圧倒的で豊かで深みのある、赤白の両方のワイン産地。
全域で29,500ヘクタールの畑面積があり、 約3,200のドメーヌ(生産者)が存在し、フランスでも最も多くのアペラシオン (AOC) を誇る。
葡萄の品種
ブルゴーニュで作られるぶどうの品種は絞られている
- ピノ・ノワール種で作られる赤ワイン
- シャルドネ種で作られる白ワイン
の2つが典型的なブルゴーニュ。
ガメイ種で作られるボージョレーもあるが、そもそもボージョレーをブルゴーニュワインとして一般的には呼ばれない。
6つの地区に大きく分かれる
そして、圧倒的なクオリエティのワイン畑を含有するのが黄金の丘陵と呼ばれるコート・ドール地区(コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌの両方を指す)

- コート・ドール Côte d’Or
- コート・シャロネーズ Côte Chalonnaise
- マコネー Mâconnais
- シャブリ Côte d’Auxerre (Chablis)
- ボージョレー Beaujolais
格付け
多くの生産畑が存在するブルゴーニュ地域では、AOC制度に則って4つの「格」に分類されている。いわば格付けと言われる。
一般的には作られるワインの品質の目安ではあるが、作り手、ドメーヌ、好みにも多分によるため、品質の一つの客観的な目安として捉えるべきものである。
- 特級畑 (グラン・クリュ Grandes Crus)
- ブルゴーニュ全体の生産量の1%程度であり、極めて希少で高品質のワインが生産される
- 1級畑 (プルミエ・クリュ Premieres Crus)
- ブルゴーニュ全体の生産量の11%程度、1st Cruとも記載されるが、Grandes Cruに近い非常に高いクオリティのワインが生産される
- 村名畑 (コンミューン Communales)
- 地区(Sous-Region)および地域(Regionales)