コート・ド・セザンヌ Cote de Sezanne

RMが増加中の高品質なシャルドネの産地

コート・ド・セザンヌは、コート・ド・ブランの南西に位置し、ランスからは約70キロメートルの距離にある。コート・ド・ブランと同じく白亜土壌だがやや粘土質が加わる。この地区は古くから大手メゾンにとって高品質のぶどうの供給源であった。生産しているのは主にシャルドネで、比較的温暖な気候からは熟度の高いぶどうが生み出される。

コート・ド・ブランもシャルドネの産地として有名だが、この地区のものも秀逸。豊富なミネラルや酸に加え、力強い果実味とコクを持ったシャンパーニュが造られている。近年では栽培したぶどうを大手メゾンに販売するだけではなく、元詰めを始める家族経営のRM(レコルタン・マニュピラン)が増加している。

コート・ド・セザンヌの代表的な生産者

ティエリー・トリオレThierry Triolet

1982年にRMとして元詰めを開始。化学薬品を使用しない栽培方法を採用し、ぶどうがしっかり地中深くまで根を張らせるため、土壌造りに取り組むのが最も重要と考える生産者。除草剤は不使用。凝縮したぶどうを収穫するため収量も低く抑えている。また最高峰と呼ばれるシャンパーニュ、クリュッグに現在でもぶどうを提供しているほど、クオリティが高い。

グロンニェGrongnet

コート・ド・セザンヌ地区随一の美人醸造家であるセシル・グロンニェ。生産するシャンパーニュはバランスの良い複雑な味わいとなっている。個人客への販売も多く2000人以上のパリジャンが毎年グロンニェの新作を心待ちにしていると言う。ぶどう畑はエトージュ村にあり、14ヘクタールを所有している。

ヴェリエ・エ・フィスVerrier&Fils

年間生産量30000本の、特に小さな生産者。1860年から続くぶどう栽培家で、RM設立は1929年。コート・ド・セザンヌのエトージュ村の他、フェレブリアンジュ、ボーネ、エペルネの各村に合計6ヘクタールのぶどう畑を所有している。ほとんどのシャンパーニュはフランスの愛好家に販売されるため、日本への入荷はごくわずか。