ローヌのワイン
南フランスのローヌ河沿いの広い地域がぶどうの栽培に適しており、一大産地となっている。
ローヌ地方は大きく「北ローヌ」と「南ローヌ」の二つ地区に分かれる。
北ローヌ
より内陸に近い気候で、地中海性気候の南ローヌとはかなり違う特徴のワインが造られる。赤ワインが種で、時には白ワインのぶどう品種もブレンドする特徴的なワイン作りの産地。
ぶどうの品種
赤ワインは、シラーが主、ヴィオニエおよびマルサンヌを一部混ぜる事が許されている
白ワインは、ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌが主
地区
- コート・ロティ Côte-Rôtie AOC
- シラーの赤ワインが主(20%までヴィオニエまで許可)
- コンドリウ Condrieu AOC
- ヴィオニエ100%の白ワイン
- シャトー・グリエ Château-Grillet AOC
- ヴィオニエ100%の白ワイン
- サン・ジョゼフ Saint-Joseph AOC
- シラーの赤ワイン (10%までのルーサンヌ、マルサンヌを許可)
- クローズ・エルミタージュ Crozes-Hermitage AOC
- シラーの赤ワイン (15%までマルサンヌ、ルーサンヌを許可)
- マルサンヌ、ルーサンヌの白ワイン
- エルミタージュ Hermitage AOC
- シラーの赤ワイン (15%までマルサンヌ、ルーサンヌを許可)
- マルサンヌ、ルーサンヌの白ワイン
- コルナス Cornas AOC
- シラー100%の赤ワイン
- サン・ペレイ Saint-Péray AOC
- 8割がスパークリング(マルサンヌとルーサンヌ)
南ローヌ
北ローヌとは異なり、暑い夏と通年の比較的温暖な気候が特徴的な地中海性気候の南ローヌ。
南ローヌの代表的な地区であるシャトーヌフデパプ(Châteauneuf-du-Pape)、ジゴンダスなど、複雑なブレンドで造られる独特で個性的なワインで有名。
ぶどうの種類
シャトー・ヌフ・デュ・パプのように19種類までのぶどうを混ぜて作られることでも知られる南ローヌのワイン。
その中でも赤白の主なぶどう品種。
赤ワイン:に使用されるぶどうの品種は、グルナッシュ、シラー、ムルヴェードル、サンソー、カリニャンなどが主
白ワイン:グルナッシュ・ブラン、クレレット、マルサンヌ、ルーサンヌ
南ローヌの地区
AOC基準での南ローヌの地区は次の通り。
- コート・デュ・ヴィヴァレ Côtes du Vivarais
- コート・デュ・ローヌ Côtes du Rhône
- グリニャン・レ・ザデマール Grignan-Les Adhemar
- シャトー・ヌフ・デュ・パプ Châteauneuf-du-Pape
- ヴァケイラス Vacqueyras
- ラストー Rasteau
- ジゴンダス Gigondas
- ヴィンソーブル Vinsobres
- リラック Lirac
- ボーム・デ・ヴィニーズ Beaumes de Venise
- ミュスカ・ド・ボーム・デ・ヴィニーズ Muscat de Beaumes de Venise (上に同じ)
- タヴェル Tavel
