コート・デュ・ヴィヴァレ Cotes du Vivarais

今後に注目の爽やかな赤、白、ロゼワイン

コート・デュ・ヴィヴァレはローヌ南部の北端のAOC。クリニャン・レ・ゼザマールとローヌ川を挟んだ対岸にあり、モンテリマールの西に位置する村々にまたがっている。気候は大陸性気候で、夏は暑く充分な日光の照射があるが、他のローヌ南部AOCに比べ、秋は涼しく冬は厳しい。AOC北部は花崗岩質の土壌で、斜面にはぶどうの木に有益な砂利が広がる。

比較的新しいAOCワイン

このAOCの認定は1999年。1962年に取得したVDQS(AOCより格下の原産地名称上質指定ワイン)からの昇格となった。そのためまだ新しく、現時点では有名な産地とは言えないが、今後に注目されるAOCである。

ワインとぶどうの種類

シラーとグルナッシュが主体の爽やかな赤ワイン

造られるワインは赤、白、ロゼであるが、全生産量の8割を占めるのが赤。品種はシラー、グルナッシュ、サンソー、カリニャン。シラー40%以上、グルナッシュ30%以上の使用が定められ、サンソーとカリニャンは補助的に使用される。そのため、シラーとグルナッシュの個性が合わさったバランスの良い爽やかな仕上がりとなる。外観は濃いルビー色で、カシスやスミレの香りが感じられる。味わいはベリーのコンポートのような濃縮した果実味が印象的。

軽やかな白ワイン、ロゼワインも生産

白ワインはグルナッシュ・ブランを50%以上使用し、クレレット・マルサンヌなどと混醸され造られる。赤と同じく、比較的軽く、ミネラルを感じさせる爽やかな味わいが特徴。ロゼワインはグルナッシュが60%~80%、シラー10%と細かく定められている。

主な生産者

アラン・ガルティはコート・デュ・ヴィヴァレのトップ生産者

コート・デュ・ヴィヴァレを造る生産者の中でも、アラン・ガルティが生み出すものは別格と言われている。事実、コート・デュ・ヴィヴァレのAOC認定は1999年だが、ガルティのワインはそれ以前の1995年から例外的に認められていた。無農薬の有機栽培で造られるワインは極上で、特に2007年は最高のヴィンテージと高い評価を受けている。