エルミタージュ Hermitage

ローヌの最も優れた地区と言われる

エルミタージュはフランスのコート・デュ・ローヌ地方で最も優れたワインを生み出すとして有名な、栽培面積わずか140ヘクタールのAOC。ぶどう畑はローヌ川の左岸、ドローム県に位置する美しい丘の急斜面にある。

シラーの赤ワインが特徴

温暖な大陸性気候で日照に恵まれ、力強い味わいのワインを生み出す。ルーサンヌ、マルサンヌからなる白ワインも造られているが、有名なのはやはり赤ワイン。シラー100%が主流だが、酸味を補うため15%までルーサンヌ、マルサンヌの混醸が認められる。

味わいはしっかりとしていながらも豊潤

カシスやフランボワーズなどベリー系の香りに加え、シラー種特有のスパイス香も感じられる。味わいは豊潤でしっかりとしたタンニンとバランスの良さが特徴。赤身肉やジビエ料理との相性が最高である。

長期熟成に向く、高品質なワインが多い

ボルドーのメドックと同様、長期熟成能力にも優れたワイン。パワフルさに溢れる若さを楽しむのもいいが、熟成させることでまろやかなタンニンとコクが感じられ、より一層エルミタージュの真価が発揮される。

飲み頃は10年~20年だが、良いヴィンテージのものは50年以上の熟成を楽しめるものもある。

香り豊かな白ワインも

ハチミツのような深い黄金色をした白ワインは、ドライアプリコットやパイナップルなど黄色いフルーツを連想させる香りや金木犀など花の香りが広がる。穏やかな酸味、豊かな果実味に溢れ、魚介類のバターソテーやグラタンとの相性が良い。

なお、エルミタージュを囲うように広がるクローズ・エルミタージュとは異なるAOCである。

基本情報

生産量

140ha, 赤4000hl, 白1200hl

ぶどう品種

赤ワイン:シラー、ルーサンヌ、マルサンヌ
白ワイン:マルサンヌ、ルーサンヌ

Paul Jaboulet Aine Hermitage La Chapelle, Rhone, France
Paul Jaboulet Aine Hermitage La Chapelle, Rhone, France

エルミタージュの代表的な区画

多くの区画がエルミタージュには在るが、特に良い品質のワインを生産する地区は次の通り。

  • レ・ベッサール Les Bessards
  • レルミテ L’Hermite
  • ラ・シャペル La Chapelle
  • ベッサールBessards
  • ル・メアル Le Méal
  • レ・グレッフォ Les Greffieux
  • ミュレ Murets