リラック Lirac

赤、白、ロゼを生産する比較的カジュアルなAOC

リラックはローヌ南部のAOCで、ロゼワインで有名なタヴェルの北隣に位置し、4つの村にまたがっている。かつてこの地は主に司教の畑であったため、16世紀から18世紀にかけ大変栄えた時期があったと言う。1863年にフィロキセラが最初に発見された地としても認知されている。土壌は小石の混じった粘土質石灰土壌か砂利を含む石灰質土壌。栽培面積は約800ヘクタール。

特徴とぶどうの種類

生産するワインは赤、白、ロゼ

造られるワインは赤、白、ロゼ。赤とロゼは40%以上のグルナッシュと、シラーとムールヴェードルを合わせて25%以上を使用することが義務付けられている。白はクレレット、グナルッシュ・ブラン、ブールブランなどから造られる。

シャトーヌフ・デュ・パフをソフトにした味わいの赤ワイン

赤は対岸のシャトーヌフ・デュ・パフを軽くソフトにして飲みやすくしたようなタイプが多い。外観は濃いルビーレッド。香りはブラックベリー、ラズベリー、ローストした肉などが混ざり合った複雑な香りが広がる。味わいには凝縮した果実味があり、かすかな甘みとコーヒーにも似たニュアンスを感じさせる。相性料理はウサギや野鳥獣のキャセロール、スモークハム、バーベキューなど。

フレッシュな白ワイン、爽やかなロゼワインも

白はフレッシュな酸味と豊かな果実味が特徴で、熟成の浅いカマンベールチーズなどと相性が良い。ロゼはイチゴやサクランボを想わせる甘い香りが魅力的。味わいはまろやかなタンニンと上品な酸、そして果実味がうまく調和している。相性料理はイワシやサバの酢漬け、トマトのサラダ、スパイスを効かせたエスニック風の前菜など。ロゼは隣のタヴェルとよく比較されるが、まだまだタヴェルほど有名ではない。

著名な生産者たち

著名な生産者はドメーヌ・デュ・ジョンシエ、ラフォン・ロック・エピヌ、ド・ラ・モルドレ、サボンの各ドメーヌなど。ドメーヌ・デュ・ジョンシエ、ド・ラ・モルドレなど100%
オーガニックにこだわった造り手も多い。