フランスの中央部を流れるロワール河沿いの広範囲の地域をロワールと呼ぶ。白ワインの産地として特に知られるが、シャンパーニュに次ぐ発泡酒(スパークリングワイン)の産地でもある。
87のAOC地区(アペラシオン)が在し、中世の時代から、ボルドーにも優るとされていた長い歴史を誇る地域でもある。
ぶどうの種類
白ワイン:シュナン・ブラン、ソーヴィニョン・ブラン、カベルネ・フランなどが中心。一部、土着の特殊なぶどうも栽培される。(Tressallier、Romorantin,Menu pineau, Groslot, Gros Plantなど。)
ロワール地方の地区
ロワール地方は、上流、中央、下流の大きく3つに分かれ、主なアペラシオンは次の通り。
- 上流地域
- サンセール Sancerre
- プイィ・フュメ Pouilly-Fumé
- 中央地域
- アンジュー Anjou
- ソーミュール Saumur
- トゥーレーヌ Touraine
- シノン Chinon
- ブーブレイ Vouvray
- モンルイ Montlouis
- ブルグイユ Bourguele
- ジャスニエール Jasnieres
- コート・デュ・ロワール Cotes du Loire
- シュベルニイ Cheverny
- 下流地域
- ミュスカデ Muscadet
ロワール地方の全域の地図